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タツオ
どこにでもいるJTC企業の課長
30代のIT企業に勤める平凡サラリーマン。
シンプルライフと物欲の狭間で苦悩しつつ、デスク周りを中心としたガジェット情報を発信しています。

目標は「野原ひろしのようにかっこいいお父さん」になること。ちなみに足はもう臭い。
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【30代からのバイク初心者】いったいいくらかかる?最初に買うべき装備5選

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こんにちは。タツオです。

私は30代からバイクを乗り始めた遅咲きバイカーです。
そのため、バイク装備が全くありませんでしたので、一から揃える必要がありました。

しかしながらサラリーマンの宿命。お小遣いが無尽蔵にあるわけではありません。

初心者ゆえ、いろいろ購入した中には失敗したものも。。。

今回はそんな経験を踏まえ、初心者が最初に揃えるべきバイク装備とその選び方。
そして、実際に購入して使ってよかったものを紹介します。

この記事はこんな方にオススメです。

  • バイク免許を取得中だけど装備は何を揃えたら良いかいまいちわからない
  • 限られたお金の中でコスパが良いものを探している
  • 初心者が道具を揃えたら大体どれくらいのお金が必要なのかを知りたい
目次

バイクに乗るための装備を整えよう

先にお伝えしておきますが、バイクの装備を揃えるのはかなりお金がかかります。

それは、そもそものバイク人口自体が少ないということに加え、生身の人間の命を守るためのプロテクターや、ライディング姿勢でも快適に運転をするための立体裁断などのメーカーの工夫がいくつも盛り込まれているからです。

そのため、ユニクロなどのカジュアル衣服と比較して「高いなぁ」と印象を持たれる方が大半かと思います。

もしかすると「そんなに高いんだったら、お金もないし、普段着で乗っちゃえ!」と考えてしまうかもしれません。

絶対にやめておいた方が良いです!

この記事を見ていただいている方には家族がいる方や、会社での社会的責任をお持ちの立場の方が大半かと思います。自分が不慮の事故に遭い、残された人の悲しみを想像できる人だと思いますので、間違ってもTシャツ一枚、半ズボンでバイク乗ろうなんて考えないことをお勧めします。

さて、いざバイク乗るために揃えないといけない装備は主に以下のようなものがあります。

・ヘルメット
・ジャケット
・グローブ
・パンツ
・靴

順番に私がこれらを購入するときのポイントや実際に購入した商品を紹介いたします。

ヘルメット 安全規格準拠とフィッティングが大切

ヘルメットには用途によって、半ヘル、ジェットヘルメット、フルフェイスなど種類が豊富にあります。
用途によってどのような種類のヘルメットを購入するかは人それぞれだと思いますが、おすすめの購入方法はやはり店舗に直接行くことです。

私は初めてのヘルメットを購入するにあたり、バイク用品店の実店舗(NAPS)に行きました。。
理由はネットだけの情報収集ではなく、その道のプロ(店員さん)から何が重要なのか、生の声を聞いた上で決めたかったからです。

その点、NAPSではヘルメットのアドバイザーによるフィッテイングサービスがあり、その人の用途やサイズなど細かくヒアリングした上で提案してくれました。

店員さんからヘルメット選びにおいて重要と言われたのが

・サイズ(自分に合ったものでないと事故を起こした時の性能が十分発揮されない)
・安全規格に準拠しているか
・軽さ(ヘルメットが重いと長時間の走行時に負担になり疲労につながる)

の3点でした。
私はCBR 650Rというスポーツタイプのバイクに乗っているため、ヘルメットの種類としてはフルフェイスを選択。
数あるヘルメットの中で最終的にSHOEI Z-7というヘルメットを選択しました。。

決め手は試着したときの装着感と軽さです。

SHOEI Z-7 価格は4万円程度 軽くて疲れにくい

私のバイクの楽しみ方として、長時間のツーリングも想定しており、その旨を店員さんに伝えたところ、「このZ-7は他のヘルメットと比較して軽く、長時間装着したとしても疲労が少ない」とのこと。
使って半年以上経ちますが、不満な点は全くありません。

ヘルメット選びを行う際、SHOEI、ARAI、OGK KABUTO、このあたりのメーカーは複数の安全規格で認証をとっていますので安全性という観点で特に問題ないそうです。

しかし無名メーカーなどを選ぶ際は注意してくだい(というかやめておいた方が良いです)。
店員さん曰く、まともな緩衝材が入っていなかったり、そもそも基準を満たしていないような粗悪品がネットで出回っていることもあるそうです。

以上を踏まえると、それなりの品質のものを選ぶ場合、価格は最低3万円〜5万円程度必要になります。
しかし、最も重要な「頭を守る」と考えれば、ここはお金をケチってはいけません。

初めてヘルメットを購入する方は、自身にあったものを選ぶためにも、変にネット上の知識をもって購入するより、店舗にて知識のある店員さんに相談し、実物を装着して確認するのがベストだと思います。

ヘルメット選びのポイント
・用途にもよるが安全規格準拠、フィット感、重さが大切
・できれば実店舗に行ってフィッティングして、店員さんと相談しながら決めよう
・予算は最低3万円〜5万円(異常に安い粗悪品に注意しよう)

ジャケット プロテクターがしっかり入っているかを確認

次にジャケットです。

ジャケットにも季節によって夏は空気が通りやすいメッシュジャケット、冬は雨や風を通さない防風・防水ジャケット。また、耐久性に優れた革のジャケットなど様々な種類があります。

しかし、ジャケットを選ぶ際に重要なポイントは共通しています。

それは「プロテクターが入っているかどうか」です。

ご存知のようにバイクを運転する時は生身です。
事故にあった際、地面に打ち付けられることもあれば、車と追突することもあります。

その際、時速数十キロを出している時に生身でコンクリや鉄の塊にぶつけたことを想像してみてください。。。
(自分の責任のあるなしに関わらずどうしようもなく事故に巻き込まれる可能性があります)

そのため、その衝撃を緩和するプロテクターの有無が、生死に大きく関わってきます。

プロテクターにも様々な種類があり、付いている箇所も様々です。主に
・肩
・肘
・前腕
・背中
・胸
の5箇所が主なプロテクターの場所になります。


もちろん全て入っていることが望ましいのですが、特に胸のプロテクターが重要です。意外に思われるかもしれませんが、実はバイクの死亡事故における損傷箇所は、頭より胸が多いのです。

H30年発表の警察庁交通局のデータによるとバイク事故による死亡者の損傷部位の1位:約35%が胸部損傷続いて2位:33%が頭部損傷となり、約7割が胸部と頭部のダメージにより命を落としていることになります

そのため、ジャケットは胸部を守るプロテクターが入っているもの、もしくは後づけできるポケットがついているものが良いです。

そこでお勧めしたいのがコスパに優れるコミネというメーカーです。
安全性に優れているプロテクター(CE規格)が入っていながら値段がお手頃とあって、初心者から玄人問わず人気のメーカーです。

わたしは最初の一着にこのコミネのメッシュパーカーをチョイスしました。(夏に乗り始めたのでメッシュを買いました)
値段も1万円程度とお手頃で、それでいて肩、肘、前腕、背中、胸の全ての箇所にプロテクターが入っており、質実剛健というにふさわしいジャケットになっています。

メッシュジャケットなので春先〜夏にしか着ることができませんが、夏の琵琶湖一周の際には大活躍してくれました。
恥ずかしい話ですが、その際立ちゴケ(走行中ではなく、停止や移動時にこけること)してしまって、肘を地面についたのですが、このジャケットのおかげで無傷で済みました。。。

コミネ メッシュジャケット JK-1141 胸部プロテクターも標準されており、価格も1.2万円程度と財布に優しい

そのうちこだわりが出てきて、ヨーロッパメーカーなどのジャケットなどが気になったりするかもしれませんが、まず最初の一着として、良いメーカーだと思います。(バイク用品界のユニクロのようなポジションなので他のメーカーが高く感じられてしまうのは難点かもしれません笑)

ジャケット選びのポイント

  • ジャケットはバイク専用のもので、プロテクターが入ったものを選ぼう
  • 死亡事故の要因として胸部損傷が多い、胸部プロテクター有り、もしくは後から入れられるものを選ぼう
  • コスパに優れるメーカーとして「コミネ」が優秀。初めての一着にオススメ。
  • 価格はピンキリ。夏用だと1万円〜、冬用だと2万円〜

グローブ プロテクターの有無に注意、通販もあるが実店舗がおすすめ

続いてグローブです。

グローブにも様々な種類があり、メッシュグローブ・レース用のレーシンググローブや冬用のレーシンググローブなどがあります。

人間の特性上、こけた時にとっさに出やすいのが手です。
そのため、グローブもジャケットと同様にプロテクターの入ったものを選択しましょう。

ポイントはこけた時につきやすい手のひら部分や拳などの突起部分にそれらを守るプロテクターがあるものが望ましいです。
もし、時速数十キロで走行している時にこけて、素手でコンクリートの地面につけたら、、、想像もしたくありませんが、大根おろしをイメージしていただければと思います。ひえぇ。。

手のひらや拳部分にプロテクターが入っているものをチョイスするとよい

値段もピンキリで安いものは1,000円からありますし、本格的な革グローブだと5万円以上などざらにあります。

私は最初Amazonで安く、そこそこの評価のグローブを購入しました
これはこれで悪くはなかったのですが、やはり値段なりといったところで、作りが雑な部分が多く、ネットで購入したため、微妙に指先が余るなどしてしまい、クラッチなど繊細な操作を行う際に気になってしまい、結局、実店舗に行って買い直すハメになりました。

なので、ヘルメットと同様、店舗にてフィッティングしてから購入するのがベストだと思います。

なお、合わせてインナーグローブを購入するのを強くお勧めします。
インナーグローブとはグローブの中につける薄手のグローブです。

は汗のべたつきや匂いの抑制、冬は暖かく、ごついグローブの着脱をスムーズに行えるということに加え、直接グローブに触れないため、汗や皮脂などによってグローブを痛めることがなくなり、寿命を伸ばすという効果が期待できます。

コミネ インナーグローブ コスパも良くて使い勝手が良い

値段もそれほど高くありません(1,000円程度)ので、グローブに合わせて購入することをお勧めします。
私もコミネのインナーグローブを使っていますが、COOLMAX素材で夏は涼しく、冬はグローブの着脱を簡単にしてくれるため、愛用しています。

グローブ選びのポイント

  • こけた時に怪我をしやすい、手のヒラ、拳、関節部分にプロテクターが付いているものを選ぼう
  • 実際に買うときはフィッティングして、自分のサイズにあったものを選ぼう
  • グローブに合わせてインナーグローブも買っておこう

パンツ 膝部分にプロテクターが入ったものを選ぼう

次にパンツです。

パンツもこれまでのジャケットやグローブと同様に、バイク専用のものをチョイスすると良いでしょう。

普通のパンツとの違いとしてプロテクターの有無があげられます。

バイク用に作られているものの多くは膝部分にプロテクターがあり、カーブでのバンク(素人の私は擦ったことすらないですが。。。)や、こけた時を想定し、怪我をしやすい膝部分にプロテクターが入っています。

このあたりも実店舗に行って自分のサイズに合うものを買うと良いでしょう。

また、普段使いのパンツを利用する手段として、ニーガードというものがあります。
私もRSタイチのステルス・ニーガードというものを使っているのですが、いつも履いているズボンの下に装着することができ、非常に便利です。

RSタイチ ステルスニーガード
膝裏部分はメッシュ素材 通気性がよく蒸れずに快適にライディングできる

メッシュ素材なので、夏場でもそんなに蒸れることなく快適に運転することができます。

バイク用のズボンを買うお金がない、、、そんな方にもこのニーガードをつければバイク用のものと遜色なくなりますので、おすすめです。(ただし、真冬や雨の日などは耐防風・耐防水性に優れた専用のものを着用するのをお勧めします)

パンツを選ぶときのポイント

  • ジャケットやグローブ同様、膝を守るプロテクターの入ったものを選ぼう
  • 今履いているパンツを使いたい場合、ニーガードも選択できる
  • 専用パンツは大体1万円〜、ニーガードは5,000円程度、予算によってうまく使い分けよう


靴 くるぶしを守れるもの、クラッチ操作がしっかりできる物を選ぼう

最後に靴になります。

靴はスニーカーでもなんでもかまいません。
というのは冗談です。

靴も他の装備と同様に選ぶ際のポイントがあります。

・くるぶしを守れるハイカットのものが良い
・クラッチ操作を行う、つまさき部分の補強があるものが良い

の2点です。

まずは1点目から、見た目からわかる通り、くるぶしは足の他の部位と比較してでっぱっていますよね。それによってこけた時に怪我しやすい部分になります。

多くのバイク用の靴はこのくるぶし部分をガードするためにプロテクターが入っています。
決して足首が露出しているスニーカー等で乗らないことを強くお勧めします。こけた日には大根おろ、、、その先はいう必要ありませんね。

そして2点目、バイクはクラッチ操作があります。多くは左足の甲部分を蹴り上げることによってギアをあげていきます。
そのため、左足の甲部分が非常に摩耗しやすく、バイク専用の靴はこの部分に補強が施されていることが多いです。

おいおい、バイク専用の靴まで買わないといけないのかよ。そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私も今でこそバイク用の靴を購入していますが、バイクを購入したての時はお小遣いを使い果たしており、新たな靴を買う余裕がありませんでした。そのため、代用として、モンベルの登山靴でバイクを運転していました。

おいおい、そんなんで大丈夫かよと思われるかもしれませんが、このモンベルの靴(現在は新しいモデルになっています)は登山用に足首までしっかりとした作りになっており、かつ完全防水というバイク専用品に匹敵している性能を持っていたため、これは使えると思い、利用していました。

さすがにバイク専用品の操作性には劣りますが、普通に運転する分には全く問題ありませんでした。

愛用していたモンベルの登山靴

加えて摩耗が心配されるクラッチ操作部分についてはシフトパッドと呼ばれる爪先をガードするものを装着することで摩耗しないようにしていました。値段も600円程度ですので、今はお金がなく、一時的に今の靴を使いたいという方にはお勧めします。

ただし、やはりバイク専用品の方が、操作性に優れているので余裕ができたら購入することをお勧めします。
今はDAINESEの靴を使っていますが、めちゃ快適です。

DAINESE D-WP くるぶし部分に補強がはいっており、操作性も抜群によい

靴を選ぶときのポイント

  • くるぶしをしっかり守れるハイカット、できればプロテクター入りのものを選ぼう
  • バイク専用の靴がなくとも、くるぶしを守れるハイカットとシフトパットで対応はできる
  • お金に余裕がでてきたらバイク専用品を購入するのがお勧め(バイク専用品は操作性が良い)
  • 靴の値段はピンキリ、大体1.0万円〜は必要

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。
30代遅咲きバイカーがいろいろ試行錯誤しながら購入し、購入時のポイントと実際に使ってよかった物を紹介させていただきました。

ヘルメット(約3〜4万円以上)、ジャケット(1〜2万円以上)、グローブ(5000円以上)、パンツ(1万円以上)、靴(1万円以上)の装備一式を揃えようとした時、安全性をきちんと考えた物を揃えるにはおおよそ7万円〜10万円は最低用意しておくべきだと思います。

えっそんなにかかるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、バイクにおける装備は事故が発生した時に唯一ダメージを軽減してくれる重要なものになります。

30代にもなると家族を持つ責任や、仕事などの社会的な責任も増えることがあるかと思います。また、若い人でもお金がないからといってケチると家族や周囲の人を悲しませる結果につながりかねません。

それら大切なモノを守ると考えれば決して高いとは言えないと思います。各メーカーが生身の命を守るにはどうすれば良いのか、知恵と工夫を凝らしたものがバイク専用品なのです。ただ単に値段だけをみて安い、高いを判断するのではなく、その重要性も加味しながら、より良いものを選びたいものです。

この記事が参考になり、安全にバイクライフを楽しんでいただければ幸いです。

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